2021.09.28
【アンケート調査】「10代にとってお葬式って…こういうこと」意識調査で見えた、日本の葬儀業界の未来
前回、若者に「お葬式に関するアンケート」を実施した結果、若者の4割が「お坊さんがいないと成仏しないと思う」と回答しました。また半数は「お通夜/お葬式・告別式は”必ず”しなければいけない」と回答。このアンケート結果はニュースなどでも取り扱われ、SNSでは「この気持ちをもったまま大人になってほしい」や「葬式ってする意味あるの?」など様々な議論がうまれました。
※「香典には故人の名前を書く」など若者が回答。お葬式に関するアンケートが驚く結果に・・・!
(https://sogidesk.com/report/funeral-iteracy-questionnaire)
「お坊さんやお葬式は重要」と回答したものの、「香典袋には”自分の名前”を書く」と4割が誤回答するなど、お葬式の基本的なマナーを知らない若者が多いこともわかりました。
今回はさらに「お葬式のマナー」について若者たちがどれくらい知っているか深掘りします。120名の若者にインターネット調査を実施した結果を発表します。
■プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000068576.html
<調査結果>
- お葬式の費用は葬儀社が払う?お金がない時の対処法
- ご遺体の保存はエアコンでOK!?とんでも回答が多発!
- お焼香は匂いを嗅いだあと顔にかけるもの?|正しいお作法
- 誰も教えてくれないから学校で教えてみては?|お葬式マナー
今回の調査では、お葬式の常識を知らない若者が多く、その一方で大半が「お葬式のマナーを学校で教えて欲しい」と思っていることがわかりました。古い慣習やしきたりなどは次世代になるほどに薄れているものの、人の終幕における儀式は拠り所だと考えているようです。
数十年前に比べてお葬式の規模は小さくなっていると言われています。今後、若者が自然とお葬式に触れる機会は減っていってしまうのかも知れません。人の生活習慣などは変わっていくものですが、それでも心の持ちようは変わらない部分があるのでしょう。
お葬式は大切な儀式だと素直に感じることができる子供のうちから、意味やマナーを知っておくことで、お葬式への向き合い方や考え方も変わってくるのではないかと思います。
お葬式のプロである葬儀社が「特別授業」を行うなど、子供のうちからお葬式について考える機会を作ってあげることが大切になってくるのではないかと感じました。